このコロナ禍の中、二泊三日の車中泊。三日目。
さて、最終日。
道の駅 ようか但馬蔵で目覚めました。
寝る時には、道の駅も営業時間後にはこんなにガラガラになるんだなと思うほど人気(車っ気)が無くなったのに、起きて辺りを見回すとまあまあ車が停まっていて、中には家族連れで、大型のワンボックスにも関わらず荷物を車外に放り出し、加えて洗濯したのか子供のズボンやらTシャツなんかを立てたワイパーに引っ掛けたりしてて、生活感。。。
そんな朝の睡眠記録は多分誤作動。
あれ?朝飯どうしたんだっけ?
もう記憶がありません。
三日目は特に考えていた予定はなく、帰りながら寄り道していこうと。
しかし二日目に予定していた天滝渓谷が気になる。
調べれば公園化されていて滝までの道のりも過酷ではなさそう。
さればと思い気軽に向かう。
到着した駐車場はトイレなどもありかなり整備された様子。
もう数台の車が停まっている。
最初っから三脚付けて(素人の僕はこの時『三脚の脚は太い方から』というの知らない)。
薄暗い渓谷。
こころおきなくシャッターを開放できる。
『天滝渓谷』というだけあって天滝までの道程にも数々の渓谷美や滝が点在する。
僕の前に小さい女の子を二人連れた若い夫婦が居たが、一度抜いてかなり距離が離れて、その間に三脚を据えてカメラの設定を変えながら写真を撮っていく。
天滝が見えてきた、今回の...なんて言うのか知らない...撮影遠征。
※山行や釣行みたいな言い方はないんだろうか。。。
『本物の滝を見ているな』と感じる。
地元でも、布引の滝や箕面の大滝、また若い頃はオートバイのツーリングで那智の滝も見ているけれど、これだけ自然に囲まれた手つかずな滝の数々を見ていると、もはやそれらが人工物のようにさえ思えてくる。。。とは大いに失礼な話。
そうこうしているうちに先の親子連れともまた入れ替わり。。。
『天滝』
こんなにも近く、仰ぎ見れる滝は初めて。
もうどうやって撮っていいかもわからない。
岩場に三脚を据えるだけで悪戦苦闘。
小さな姉妹もパパママと岩場を下りたり登ったり可愛らしい。
『フィルターを持っていない』事が頭から離れず。
そうなると素人はもう...
日陰を探して右往左往。
驚くような写真が無い事に苛立ちさえ感じる。
帰り道、赤い鉄橋のある滝を振り返ると虹が見えた。
しかし鮮明に見えていた虹は上手く写す事ができず。。。
『また来ような』そう思って退散。
その後、兵庫県朝来市の神社を数社見て廻り、数々の彫刻を写真に撮った。
撮ったは撮ったが...
今となっては『丁寧さに欠ける』事実を感じてしまいここに晒す気にもならない。
今回のように、あまり多くの寺社仏閣を訪れるのは良くないな。
丁寧さに欠ける。
朝来市の佐嚢神社や山口護国神社、生野町口銀谷の山(さん)神社と見て廻り、銀山湖を眺めながら、地方を移り丹波市青垣町の高源寺へ。
関西のテレビで南部鉄風鈴の催しが行われていると紹介されていて『帰りに寄ろう』と予定していた。
入山料を支払い山門を写真に撮ろうとするとまた、人がファインダーを覗いているのに間に入る老人。。。
こちらの存在は確認していたはずだが...
まあいいと待っていると2,3写真を撮り山門をくぐったところで携帯をいじりだす。
これまで撮り鉄のマナー云々といっても自分とは関係のない世界でボケっとニュースを見ていたけれど、さてさて...
猿壺の滝での一件、先日見た撮り鉄の記事(写り込むから真ん中の杭抜いちまおうぜ!みたいな)。。。
どうもファインダーの中しか見えず、周りが見えなくなる人が多いのか知らんと思い、自分もそういう風にはなるまいと考えた。
山門から想像するよりも遥かに懐の深いお寺で情緒がある。
ひとしきり境内を気分良く散策するも、失礼ながらさして写真を撮ろうという対象もなく、退散しようと考えていたら、目の前でカエルがぴょんぴょん飛び跳ねる。
『ほう!小さなカエルが大きく跳ねるものだ!』と感じていると、自分の視界の左外から何か棒のような物が近付いてくるのが見えた。
瞬間的に『蛇による蛙の捕食』を感じ取り、初期設定そのままにしておいたC1(カスタムモード)にダイヤルをセット。
カエルに飛びかかるヘビをフレームにねじ込む。
予行演習もしないトラッキング・コンティニアンスAFがアフトマットカラシニコバソーラクスェーミのような乾いた連続音を発生する。
自分のカメラで何が起こっているのかもわからず、ただただフレームにカエルをがっつり咥えたヘビが入る度にシャッターを押し続け、『一枚でも残れ!』と追いかけた。
どちらも死物狂いだ。
こんな捕食シーンは初めて見た。お寺の中での殺生...
いや生きとし生けるものの定めか。。。
咥えられたカエルはヘビを引っ張り回すほど跳ね
カエルを咥えたヘビは鎌首をもたげて、何か追いかけてくる謎の生物(僕)から逃れようとスルスルと滑ってゆく。
『撮れていない』そう感じた。
帰宅後に真っ先に探したのはこのチープなワンショット。
これまたチープにクロップと補正をかけてみた。
ヘビの必死の形相(といっても彼らはいつもこの顔だろう...) と美しいほどに辺りに同化する体色のカエル。
拡大するとシャープさに欠ける事がわかるけれど、よく切り取ったと現時点では思いたい。
そんな興奮を抑えきれず、しかし仕上がりは知らず歩いているとまた!
落ち葉の擦れる音、小さく、短い。
『今度はなんだろう!』
カメラを向けたそこにはムカデを捕食せんとするトカゲ。
『この寺はいい!』不謹慎にもそう思った。
自然が豊かに残されている証拠だろう。
カラダをくねらせて半ば跳ねるように逃げるムカデを、生き生きとした表情に見えるトカゲが何度も咥えては放す。(何かしらの攻撃を受けているのかも知れない)
ヘビよりはマシかと思ったけれど、どうなんだろう。
RAW編集したわけではないし。。。
今度RAW現像してみよう。
どちらの写真も捕食の瞬間を押さえており、微妙なブレで躍動感が出ていて、今の僕の如きでは120点だろう。
最後に丹波市山南町の常勝寺に寄って帰ろうと車を走らせていると鳥居が目に入る。
もう病気だ。
古く、保存状態もよろしくない、しかし名のある彫師の仕事かと思われる竜や鳳凰、少しファニーな力神も居て...
申し訳ないがそんな物よりももっと感動する物が奉納されていた。
『竜だ!』
明らかに竜じゃないか!
奉納した人、またそれを受け取った神社。
全てが素晴らしい!
そう感じた大きな発見。
大好きなお寺。
長い階段を登り始めると、以前このお寺の住職の奥様にご案内いただいた門からその住職と思われる方が出てこられた。
挨拶をして奥様に客殿まで上げていただいてと話し、写真を撮らせていただきますとお伝えして階段を進む。
フレアにゴーストてんこ盛り。
いつかこの気持ち悪ささえ感じる彫刻群を感動的に写真に写す事はできるんだろうか。
7-14mmPROが欲しい。
シャープネスを求めてみたけれど。。。
この時はまだピーキングの存在を知らない。
f/8.0 1/80 36.00mm ISO800
おおよそFacebookのOM-Dグループで教えてもらっている設定になっていると思うけれど。
単にピントが合っていないだけなのか。
少し印象的になるように加工してみた。
もう頭を丸め座り込みたい気分だ。
さて、ここまで。
色々と書こうと思っていた事も、一ヶ月経つと忘れてしまう。
壮大な旅をした気分だけれど、同じ県内に居たのだと思うと不思議だ。
兵庫県は広い。
しかし3時間ほどか?
いや高速を使えばもう少し早い。
またいくらでも行ける。
今は少し伊根辺りの綺麗な海が見たいと思っている。
あれもこれもやってみたい。
時間は作られてしまった昨今(本日2020/09/19)。
また行ける日を楽しみに。
このコロナ禍の中、二泊三日の車中泊。二日目。
三日目復路に記録に書いていたメモをバサッと削除してしまい、記憶を辿りながら書いてます。
夕暮れと共に活動をやめ、朝日と共に活動を始める。
人間本来の活動パターンを車中泊で体現する。
着替えを済ませ、朝食はどうしたんだっけ?
とにかく今回の主目的『シワガラの滝』に向かって走り出す。
兵庫県美方郡新温泉町海上 小又川の渓谷に位置するこの神秘の滝。
滝の写真を撮るようになってから一度は行ってみたいと思っていた場所で、今回寸前に購入した『ひょうごの滝』でも印象的な文と共に紹介されている。
到着したのが6時過ぎ。
辺りには誰も居ない。
『マムシ・ハチ...』の注意書きの後に『ツキノワグマの生息地です』の文字。
あからさまに突きつけられたのは初めてじゃないか?
『誰も居ないうちに』っていうのと『誰か来ないかな』っていう気持ちが同時にやって来る不思議。
焦って準備をして車とトレイルヘッドを行ったり来たり。
本を読んで予備知識はあるけれど、それに加えてマウンテンバイクなどでの山行知識も入り交じる。
初めて使うカメラバッグに満載のギア。
ボトルと買っておいたサンドイッチ(あ、これが朝ご飯か)。
バッグに付けていた鈴をカーゴパンツのカーゴポケットに付け直して常に鳴るようにするビビリ。
『沢を渡る』という情報に長靴も。
雰囲気のいいトレイルだ。
でも書いておこう。
有志の手入れが行き届いているこの最高の山道にも『ゴミ』が落ちている。
飴の小袋にマスク。
このコロナ禍の中、いつものようには拾えない。
ましてやマスクやティッシュなど論外。
何をしに来ているのか?
かつては修験道の聖域だったというこの場所を汚すなら、来ないほうがいい。
美しいスイッチバックや対象的に険しい鎖場。
なだらかな林の道もあるけれど、そこでは獣への恐怖心がやって来る。
『クマさん、クマさ~ん!ちっさいオッサンが通りますよ~』と言ってみたり、『暑い!結構歩かすな~』とボヤいてみたり。
気になったのは、我々が慣れ親しんでいる山域とは植生が違い、山野草と呼ばれる草木がそこかしこに生えるこの道に、おそらくは油性のスプレーで白くマーキングされている所があった。
何か治山の方面で意味がある正しい行為なんだろうか?
知らず何とも言えないが、ハイキング道で身勝手な個人が岩や木々にスプレーでマーキングするのと同じ行為なら許し難い。
近付いてきた雰囲気。
僕だけかもしれないけれど...
人間はなぜ恐れるのか?
林の向こうから黒い塊がこちらを見ている気がする。
枯れ葉を踏みしめたのはクマではないか。
誰かの話し声が聞こえた気がする。
そんな恐怖。。。
シワガラの滝に到達した。
辺りの壁には、先日テレビで『幻の』という扱いをされていた『イワチシャ』が群生していた。
ちぎって少し噛んでみたけれど、特筆する味はなく、ただの葉っぱだった。
新温泉町役場の調べで、この特徴的な洞窟は滝の浸食にできた自然造形であるらしい。
中に入る前にまた振り向く。
恐怖心がマックスになる。
この前のカメラ、Olympus OM-D E-M10 Mark III の時から気付いてはいたけれど対応が間に合っていない、『NDフィルター』の必要性をまざまざと感じる。
何をやっても白飛び。
もう一段上を撮りたいのに上を向けない。
何とか雰囲気のある写真かと開いてみたら滝の飛沫がレンズフィルターに着いた後だった。。。
上手く撮れない事がショックで、折り返して桂の滝への工程が長かった。
所々で写真を撮るも自分でいいと思える写真がない。
そんな重い足取りの先に何やら動く黒いもの。
ゴマダラカミキリ!!!
深度合成で撮りたい!
止まって!お願い!止まって!
近頃加工もありかなと思い始めていて、今回のブログも多少明るさを調整したりしている。
この写真も少し加工した。
適当にやったにしてはいいんじゃないか?
途中ひとりの男性とすれ違う。
見れば背中のバッグに三脚。
『こんにちは』
『水量はどうでした?』やっぱり!な質問。
『初めてなもので比較ができませんが、十分な水量だったと思います』
『お気を付けて』
Tシャツどころか、パンツやズボンまでも濡れていない部分がないほどに汗をかき駐車場に戻った。
駐車場はどこもパンパンで、静かな道路に人が溢れている。
早くに行って良かった!
Tシャツだけ着替えて、もう一つ。
猿壺の滝に向かう。
なんてえ道を走らせるんだ!
しこも、そこかしこに大小さまざまな滝がある。
どこも染み込まない岩盤質なんだな。。。
その全てが空を見上げる勇壮な姿で、絞りの限界を超え、レンズの選択を超え。
初心者、上手く撮れず。
もうツブツブしか撮れない気分。。。
時間が遅くなり、当然先客が居る。
この猿壺の滝は道路からすぐの場所にある。
沢のベストポジションに三脚を立てジッとそのまま、撮るでもなくスマホを見ている。
陽射しを待っているのか?
なんとか人の入らない写真をフリーハンドで撮って、三脚を使うタイミングを見ていたら、今度は後から来た人が僕のフレームに入ってジッとする。
やれやれ。
またにしようか。。。
みんな先輩。
そんな中、スマホのテザリングで車載Androidナビを動かしているのに、スマホがブラックアウト!!!
何をどうしても回復しない。
前述したように、三日目復路の途中に書き溜めていた旅のメモを全消去してしまい、記録はなく記憶を辿るしかない。
否、Googleマップのタイムライン機能に助けられる。
GPS記録は不確かなれど、ちゃんと足跡を辿れる。
正にタイムライン。
時間を見て記憶を探っていく。
不調の原因究明と回復、それが無理なら最悪保証を使って新しい物に交換してもらうことまで考えていた。
待てど暮らせど順番が回ってこない。
もう一度、色々押してみよう。
シャッターボタンと電源ボタン...
ボリュームボタンと電源ボタン...ヴッ!
来たー!!!
復活!どうも強制終了ができたようです。
ドコモショップのお姉さんに事情を伝えて退散。
どっとお腹が空いてきて、道の駅 山陰海岸ジオパーク浜坂の郷にあるお蕎麦屋さん『てっぺん』で食事。
但馬牛もコロナ対策でマスクしてます。
ホッとして散策を再開します。
どこの神社だったか。
予定もなく、記録もなく、 Googleマップのタイムラインも曖昧。
資料にもない極上な神社。
覆屋が拝殿を兼ねたような造りの小さな神社の本殿は、力強い彫物が出迎えてくれる。
彫物の特徴から中井権次顕彰会の探訪記を調べると、これか!?という神社がある。
しかし細かく見ると龍の首の角度、力神の表情、鳳凰の口などが違う。
Googleマップの記録と照らし合わせても、その地域には足を踏み入れていない。
どうやら同じ人、六代 権次橘正貞の作の別の神社のようだ。
木鼻や厨子の彫りも深い。
こちら養父市関宮 関神社も六代 権次橘正貞。
向拝の竜は少し大人しいが、脇障子の彫りなども深く、右脇障子の裏に写真初心者泣かせな斜めに刻まれた銘がはっきりと見られる。
所かわって養父市八鹿 清養寺。
うろ覚えで境内に入ると、何も驚くような彫物が見当たらない。
ひとしきり見回って車に戻る。
持参していた資料を見ると、3m前後の巨大なケヤキの竜が『仏間の欄間に...』。。。
えっ!?
急な小さな階段を駆け上がり、仏間を覗き込むと...あった!
室内に上がらせてもらって膝を着いて見ていたけど、写真を撮れる場所じゃない。
仏間の畳に上がってもいいものだろうかと考えていると奥に人の気配が。
『あ!こんにちは。お邪魔しています。』
片付けをしていたお寺さんだった。
仏間に上がって写真を撮っていいか尋ねると『どうぞ。どうぞ。』と言っていただいた。
飴色に光るケヤキの竜が睨んでいる。
大きい。
...が上手く撮れない。
他の写真もそうだけど、もっと時間をかけて丁寧に撮らないといけないな。
全面に苔の美しい落ち着くお寺。
神仏習合の記憶が残された境内左奥に社殿がある。
ぐうの音も出ない程の彫物に圧倒される。
どれも写真がプアーで嫌になる。
六代 権次橘正貞に申し訳ない。
帽子をかぶった石灯籠。
なかなか撮影を拒む感じです。。。
日没コールド間近。
最終日に向けてコインランドリーでカーゴパンツとTシャツ1枚だけを洗って乾かす贅沢(笑)
こんどは臭い身体を何とかしようと、養父市三宅の天然温泉まんどの湯『合格の湯』へ。
毎日温泉に入って贅沢この上ない。
この日は国道9号線を行ったり来たりの印象。
晩飯を食べようにも、、、
長野でも感じるけど、どうしてああいった所には中華料理屋とラーメン店しかないんだろう。
蕎麦や山菜を食べられる店があってもいいと思うんだけど。。。
しかたなくコンビニで...
何食べたかも覚えてない。
道の駅ようか但馬蔵にピットイン。
毎晩恒例となったデータの抽出を行って...
おやすみなさい
このコロナ禍の中、二泊三日の車中泊。一日目。
諸々のストレスから開放されたくて、やりたい事だけやろうと車に色々積み込んで、8月13日から二泊三日の一人旅?に行ってきました。
(Instagramを意識してFacebookのようにあからさまにグズグズと書けない...)
自転車、ドローン、カメラ。
本当は釣り道具も積みたっかたけれど、父在りし盆の日に釣りに出かける僕に、半ば宗教の自由を奪われつつもカソリックの洗礼名を持ち、京都の寺社巡りを趣味とした彼に『なんや盆に殺生か』と微笑みながら声をかけられたのを妙に思い出し、今回は搭載せず。
旅の縛りは、、、
県外に出ず
島に渡らず
密を避ける
キャンプの要素は捨て
何か贅沢してやろう。。。
新しいカメラ Olympus OM-D E-M1 Mark II が届いて三日。
フィールドでの使用がぶっつけ本番となる不安。
素人は素人なりにカメラ任せで何とかなるとやる気満々(笑)
ネットショップの気遣いにも助けられ、意気揚々とでかけました。
いつもと違う道を行きたいと、まずは西へ。
実は彼女と待ち合わせ。
...っていうのは大嘘で
この娘に会ってみたかった。
Sun Sister なぎさ ちゃん。
阪神・淡路大震災20年のモニュメントだそうです。
どんなパンツ履いてんのかと思ったらキンキラだった。
すごく可愛い。
彼女と見に行きたい。
彼女がいたら...
まだ人を撮ったりした事がないので、こういうので練習できる?
少しアートを気取ってみたり。
8時台で汗だく。
次の目的地へ。
神戸市長田区の若松公園。
こちらも震災復興のモニュメント、鉄人28号です。
お母さんと来てた女の子が一生懸命登ろうとしてて微笑ましかった。
ろくな物を食べていなかったので、『贅沢してやろう』を実行しようと辺りを散策して純喫茶を探すもわからず、次の目的地への途中であえなくコンビニピット。
少し離れて神崎郡福崎町の辻川山公園へ。
昼近くなった事もあり、駐車場は溢れんばかりの車・車・車。
諦めようと入った観光交流センターに有名な河童のガジロウが居たので降車。
記念撮影の合間を狙いワンショットだけ。
考えてた、三脚立てて『さも対局してるかのような写真』は到底無理。
少しお土産を買って退散。
持病の頭痛が出たりして。
しかし時代は時代。
ドラッグストアがそこかしこにあり、支払いもキャッシュレス。
目薬と頭痛薬を買って回復。
見慣れた国道312号線を流します。
初日後半の予定が逼迫するのも知らず、気になった神社に引っかかっていく作戦。
いつも気になっていた鳥居をくぐります。
どんな彫刻が見れるか、鳥居をくぐり階段を上がる時にドキドキします。
信仰ではなく美術の対象と捉えていますので、ごくごく簡素に会釈などはしますが、儀式めいた事はしません。
拝殿を前にしてびっくり!
張り紙がしてりドンピシャの内容。
後の時間に滝でも同じ事を感じるのですが、これと思って行った対象が勿論素晴らしい事が多いんですが、こうしてたまたま寄った神社や滝が素晴らしい事が多いと。
張り紙にある四代権次君音の双竜は、格子の向こう。
格子の隙間は3cm?
CCDカメラが必要ですか(笑)
拝殿向拝の龍。
彫り深く右向き。
が、中井権次一統の特徴を持たず、後の物か? 資料なし。
木鼻は正面は聖獣ではなく左右のみ阿吽の獏。
手挟みの菊は透かし彫り。
出世はしなくていいけれど、何かが上向きになればありがたい。
この辺りで一日目の予定消化が難しい事を考え始める。
あまりにも神社仏閣が多すぎる。。。
初日予定の1つ目に向かっている途中なのに、ひっかかる神社だらけ。
『おお...』
思わず声を出しました。
おびただしい彫刻群。
どの彫刻も大きく、彫りが深い。
拝殿向拝の欄間には対の翼竜。
何と表現するのか...
広縁の木鼻が植物。
破風の装飾も見事。
しかし資料なし。銘見つからず。
しかし正面の龍は、銅の髭・目の後ろの朱・切れそうな甍。
間違いなく中井権次一統の作でしょう。
手挟みが雲を巻く麒麟。
舌に鮮明に朱が残っている。
あまりにも写真が多く紹介しきれない。
ようやく予定した最初の目的地。
随神門からこの迫力。
これだけで十分な龍。
むう。。。
早く見たい箇所がありますが我慢。我慢。
覆屋のある狛犬は初めて。
凄い!
龍が大きい。
龍も獅子も木鼻の獏も玉眼が使われている。
龍が飛び出している。
どこもかしこも彫りが深い。
玉眼は正面から見た時にバランス良く見えるように据えられており、向かって左手、龍の正面から顔を見ると少しファニーな顔に見える。
躍動感のある獅子。
飛びかかってきそうだ。
で、見たかったのはこれ!
『青龍軒』の号と『彫物師 丹波柏原城下住 中井権次正次』の銘。
七代の銘である。
古社には四代君音の銘もあるらしいが残念ながら見落とした。
再訪の根拠にしよう。
珍しくそうそうお目にかかれないという転輪経蔵という八角柱の書架。
中に仏教の聖典が収められており、摩尼車のように回すことで仏に近づけるという。
五代丈五郎正忠と相方の久須善兵衛正精の合作で埋め尽くされている。
雨や雷の予報あれど、終始陽射しきつく。
当初、自転車(シングルスピードのマウンテンバイク)で廻ろうかと思っていたけれど、10分15分の距離がなかなか遠く、車で廻って正解だった。
和田山町岡に移動して大倉山観音寺。
中井権次と共に有名な彫物師であるが、時代が浅いのか風化が激しいのか、三田や篠山でみる作品とはかけ離れた彫りの浅さに違和感が残る。
さて養父市養父市場に移動して養父神社。
養父神社3枚目の写真は深度合成。
こういうのに使ったらどうなるのかと思ってやってみた。
何故か彫物の写真がなく、この面白げな狛犬の写真が。。。
今度は養父市十二所 満福寺。
重厚な佇まいの客殿。
懸魚の鳳凰。
細い部分まで完全に残っているのが驚き。
天女の衣の柔らかさが伝わってくるようだ。
険しい表情のかっこいい龍。
芝の手入れが行き届いていて落ち着いた気分で歩かせていただいた。
中井権次一統の彫物を見るようになってから、この神社仏閣の長い階段をあまり嫌だなと思わなくなった。
『式内』とは正しくは『延喜式内社』といい、、、
何だか格式が高いらしい。
文化財・美術品保護の観点などから、現代なかなかに本殿装飾彫刻を拝見しにくい場合が多い。
今回、レンズをあまり付け替えたりしないようにしていたので(汗などの影響を考えて)、望遠で寄る事もせず。
一日目の予定を随分残したまま、日暮れ前となった。
養父市八鹿の天女の湯で温泉に浸かり、道の駅ようか但馬蔵で少し豪華な食事。
そのまま寝るつもりが、どうも寝付けず。
ならば二日目の予定にもう少し近づいておこうとまた走り出す。
途中コンビニで朝食などを買い込み、美方郡新温泉町の『おもしろ昆虫館』の駐車場を拝借してなんとか眠りにつきました。
つづく
ぼくのこと
齢50のおっさんがブログをはじめました。
皆さんこんにちは。
...と言っても、見てくれる人がどれだけいるのか。。。
ブログをはじめようと思ったきっかけは、最近始めたカメラ。
趣味がいくつかあり、それぞれに発信したい内容もあったんですが、自分にブログなんて無理だ、管理が大変だろうし...そう思っていたんです。
カメラをはじめて、写真を撮って、たくさんの写真をどう整理しよう。
Facebookのアルバムではうまく表現できない。
考えている内に楽しかった記憶がどんどん薄れていく。
そんなこんなで、自分の記録としてブログを開設することにしました。
『とりあえず書いてみろ』
そう書いてあるので書いてみました。
どうぞよろしく。
『公開する』ボタンを押せばいいのかしらん?
押したら『後悔する』んじゃないだろうな?